2010年12月14日火曜日

公民館主事の埼玉県視察研修

12月上旬に、松本市公民館主事会で埼玉県へ視察研修に行ってきました。

1日目はさいたま市で活動する「生活文化・地域協同研究会(協同研)」の
研修会にお邪魔し、その後意見交換を行いました。

協同研は、公的な社会教育機関に頼らず、
住民自らが生活や暮らしの課題に気づき、
疑問に思ったり、悩んだりしていることを
「共同学習」という手法で学び合っています。
住民の自主的・主体的活動に
公民館がこういう活動とどう一緒にやっていくのか、
ということなのですが、
その奥深くには、地域で暮らす人々の生活から起こる疑問・問題等を、
公民館がアンテナを高くし、気づき、
それら(課題・人など)をつなぐことが重要なのだと感じました。



2日目は所沢市の公民館にお伺いし、
保健師と公民館が協力して行っている
「地域リハビリ交流会」のお話しを聞きながら、
地域福祉と公民館(社会教育)のあり方、
地域づくり職員としての役割などを
グループ討議を通じ学んできました。

所沢の「地域リハビリ交流会」は、
脳卒中などで中途障害になった人が
閉じこもり・寝たきり状態にならないように、
地域社会とつながる場として開催されています。
保健師の専門性(困っている人を連れ出す)と、
公民館主事の専門性(来た人を、人や社会とつなぐ)が
相連携して取り組まれています。

松本市は、保健師と公民館主事だけでなく、
そこに福祉ひろばが入るので、
より重層的に健康・福祉と社会教育が結びつく可能性があります。
松原の場合、過日の認知症を考える学習会が、
そのような取り組みに近いと言えると思います。
公民館・ひろばだけでなく、保健師・包括・福祉関係機関と、
連合会・民生さん・健康づくりさんなどが
地域の状況などについて話し合いを積み重ね、
実施できた講座です。⇒こういった取り組みは今後も継続します。


またまた長い、堅い文になってしまいました。スミマセン!!


写真は、宿泊先のホテルから撮影した「さいたま新都心」です。