12月上旬に、松本市公民館主事会で埼玉県へ視察研修に行ってきました。
1日目はさいたま市で活動する「生活文化・地域協同研究会(協同研)」の
研修会にお邪魔し、その後意見交換を行いました。
協同研は、公的な社会教育機関に頼らず、
住民自らが生活や暮らしの課題に気づき、
疑問に思ったり、悩んだりしていることを
「共同学習」という手法で学び合っています。
住民の自主的・主体的活動に
公民館がこういう活動とどう一緒にやっていくのか、
ということなのですが、
その奥深くには、地域で暮らす人々の生活から起こる疑問・問題等を、
公民館がアンテナを高くし、気づき、
それら(課題・人など)をつなぐことが重要なのだと感じました。
2日目は所沢市の公民館にお伺いし、
保健師と公民館が協力して行っている
「地域リハビリ交流会」のお話しを聞きながら、
地域福祉と公民館(社会教育)のあり方、
地域づくり職員としての役割などを
グループ討議を通じ学んできました。
所沢の「地域リハビリ交流会」は、
脳卒中などで中途障害になった人が
閉じこもり・寝たきり状態にならないように、
地域社会とつながる場として開催されています。
保健師の専門性(困っている人を連れ出す)と、
公民館主事の専門性(来た人を、人や社会とつなぐ)が
相連携して取り組まれています。
松本市は、保健師と公民館主事だけでなく、
そこに福祉ひろばが入るので、
より重層的に健康・福祉と社会教育が結びつく可能性があります。
松原の場合、過日の認知症を考える学習会が、
そのような取り組みに近いと言えると思います。
公民館・ひろばだけでなく、保健師・包括・福祉関係機関と、
連合会・民生さん・健康づくりさんなどが
地域の状況などについて話し合いを積み重ね、
実施できた講座です。⇒こういった取り組みは今後も継続します。
またまた長い、堅い文になってしまいました。スミマセン!!
写真は、宿泊先のホテルから撮影した「さいたま新都心」です。