2013年8月14日水曜日

高齢者等支援の仕組みづくり

松原地区の高齢化率は年々上昇しています。
高齢者世帯、一人暮らし世帯も着実に増えてきていて、これからの高齢化問題は、他所よりも深刻です。
これまで、松原地区公民館では、認知症をはじめ地域福祉の学習会を継続的に行ってきたことは、以前ご紹介したと思います。それらの積み重ねもあり、今年から具体的な実践を目指すため、「高齢者等支援の仕組みづくり」に着手しています。
当面、何が必要か、何ができるのか、を探るためのアンケートや、高齢化をテーマとした町会ごとの茶話会(意見交換サロン)を実施しはじめています。
仕組みづくりはどんなイメージか、長くなりますが、以下(アンケート用紙に記載したもの)をご覧ください。

今回私たちが考えている「高齢者等支援の仕組み」は、大層なことをやるのではなく、地区に住むだれもが、できるところを少しずつ担っていこうというもので、決して一部のだれかに負担を強いるようなことは考えていません。そして、この仕組みは地区の皆さんのできるだけ多くの意見を反映できればと思っています。

☭松原地区のこれからを…

   10年、20年先の松原地区の状況を見据えて、着実に一歩ずつ進めます。
 ☭「おたがいさま」の心で…
   地区住民の皆さんが「おたがいさま」の気持ちを持ちながら、地域ぐるみで、支え合って
  生きていく松原をつくるための取り組みです。
 ☭日常の生活を支え合う
   日常生活等の支援を行うものですが、在宅介護サービス、ホームヘルプサービス等の専門
  的なサービスを行うものではありません。
 ☭みんなが支え、支えられる
   「若い人、現役で働いている人が高齢者を支える」と限定的に考えるものではありませ
  ん。これからの松原を考えると、働き手の方々はますます多忙になるでしょうし、高齢の方
  の人口も増えることが予想されるため、「若い世代が高齢者を支える」だけでなく、「高齢
  者が高齢者を支える」ということを視野にいれた仕組みを考えています。
   一人の人に負担がかかるのでなく、一人ひとりが「出来る範囲で少しずつ」担います。
  ちょっとした力が寄せ集まることで、この仕組みの大きな力となります。
 ☭小さなグループを基本に
   気の合う仲間数人のグループや、隣近所(例えば町会の班単位等)での声かけや誘い出し
  など、より小さな単位での支え合いがつながり、地区全体に広がるような仕組みを考えてい
  ます。
 ☭費用は…?
   無駄な経費はかけません。必要経費についてはこの事業での収支を検討するほか、地域づ
  くりにかかる行政等の交付金を申請しています。また町会連合会からの支出も検討します
  が、町会費の増額等、町会員の皆さんの負担が増すことは考えていません。
 ☭専門機関とも連携します
   この仕組みづくりは松原地区独自で取り組みますが、行政の関係部局や包括支援センター 
  等の専門機関との連携を図り進めます。

2013年1月16日水曜日

すっかりご無沙汰してしまいましたm(_ _)m

長いこと、ご無沙汰してしまい、申し訳ありません。

松本は一昨日の大雪が、まだ残っています。公民館の駐車場の雪も、大方溶けました。
さて、松原地区公民館では「環境」「福祉」と、もう一つの柱「人権」への取り組みを本格的にスタートしています。
一つは、戦時中体験聴き取り調査事業です。地区内で戦争を体験するなど戦時中に生活してきたことを記録する事業です。地区内での協力者とともに、すでに4人の体験者からお話しをお伺いしました。
もう一つは「いのちと平和~語らいの会」の開催です。地域の中ではなかなか「人権や平和」のことを語ることが難しいなかで、毎月1回ゲストをお招きし、お話しとトークを行います。第1回は1月22日(火)19:00~、ゲストは3.11震災で被災され、現在松本にお住まいの森永敦子さんをお招きします。
松原またはお近くに住まわれ、ご興味のある方、ぜひご参加ください。