利用者懇談会

開館して初めての利用者懇談会を開催しました。初めてなので、なかなかうまく“懇談”という形にはなりませんでしたが、ほとんどのサークル・利用団体の方が参加され、活動の報告などもされました。
近年、自治体の財政事情から、全国的、または全県的にも公民館の有料化が進められています。その背景には「受益者負担」という考えがあります。公民館のサークルは、確かに仲間内だけでやっていれば、個人的（あるいは私的）と思われがちです。また、“生涯学習”という言葉には「個人」という概念も含まれているため、受益者負担という考えが出てくるのもやむを得ない気がします。
しかし、公民館利用団体の活動が、いわゆる「私事的な活動」でなく、いかに公共性をもった活動になっていくかは、実は公民館（職員）側に大きくかかっているのではないかと思います。公民館側がサークル活動を私事的活動ととらえてしまう前に、どうしたら公共性を持つ活動につながっていけるか、ということを利用団体の方々との関係性の中から見出していくことの方が重要ではないかと思っています。

以下に、利用者懇談会の前半に出した資料を転載します。

■松原地区公民館の概要について
(1) 松本市の公民館について
　○ 松本市の公民館は、「生涯学習と地域福祉はより住民の方々に身近なところから」という発想のもと、
　　市内のすべての地区（現在35地区）に公民館施設を設置、活動を進めています。
　○ そのような中、松本市の公民館は地域づくり活動・住民自治活動の拠点として位置づけられてきまし
　　た。近年、市町村合併などにより、地区単位での地域づくり活動がより一層重要性を増してきています
　　が、そういった地区単位の地域づくりの拠点としての地区公民館の役割が、これまで以上に重要視されて
　　きています。
(2) 松原地区の設立、および松原地区公民館開館の経緯（略）　
(3) 松原地区公民館活動の方針
　○ 松原地区は新興住宅として歴史も浅いため、地区公民館では以下の方針で活動を進めています。
　　・新興住宅地である松原のコミュニケーションづくり、顔の見える関係づくりを進める
　　・10年・20年先に予想される地区の高齢会に向け、健康づくり・介護予防・地域福祉のまちづくりを進
　　　める
　　・牛伏寺断層隣接地区のため、災害に強いまちづくりを進める
　　・松原が故郷となる子どもたちを地域全体で育てる意識を向上するため、子ども育成・子育て支援を進め
　　　る
　　・地域や暮らしに根ざした地域課題解決に向けた学習を進める
　　・住民自治組織等地区関係団体の民主的な運営を支援し、協働で地域づくりの取り組む
　○ 公民館利用団体の皆様方とも、このような方向性をともに共有したいと考えます。

今回は長く、またちょっと難しくなってしまいましたね。申し訳ありません。

そば打ちを楽しむ会

地域の皆さんの得意技（？）をぜひ地域に広げられたら！という思いのもとに、そば打ちを楽しむ会を実施しました。地区在住のIさんのご指導のもと、10数名の方々が“そば打ち”を体験しました。初めての人、経験のある人、さまざまでしたが、皆さん和気あいあいと“そば打ち”を楽しみました。
出来あがった“そば”は・・・？
これが天下一品！　こんな“そば”は食べたことありません！というくらい絶品の味でした。
参加した皆さん、話も盛り上がり、「ぜひ続けてやっていきたい」ということで、来月から月1回、そば打ちを楽しむ会を実施していくことになりました。
皆さんの腕が上達して、美味しいそばがたくさん食べられますように！

松本市町内公民館長会

松本市町内公民館長会総会に参加してきました。松原からは理事さんをはじめ、数人の町内公民館長さんが参加されていました。
松原地区は7年前に地区が設立され、その際に7つの町会に分離。町内公民館は7町会それぞれに組織されましたが、当時は町会長と町内公民館長が兼務でした。その後、それぞれの町会の副町会長の職と町内公民館長の職が兼務になって現在に至っています。
町内公民館は、地域の自治を築く上での公民館としての活動の原点であり、総会ではそのことをあらためて認識させられました。
松原地区公民館では、隣近所、顔の見える人間関係をつくり、安心して暮らすことができる松原地区づくりに向け、今年度から各町内公民館と協同で町内公民館活動を進めたいと思っています。

絵手紙講座

絵手紙講座が始まりました。初めての人、少し経験がある人さまざまですが、約2時間のなかで皆さん素敵な作品を仕上げました。まさにそれぞれの“人”としての感性が伝わってきます。絵手紙は今回をスタートに、あと5回開催されます。皆さんの心の表現がどれだけ広がっていけるか、とても楽しみです。
新しく開館した公民館としては、地区の人が相集い、語らい、互いを知り合うことが第一歩です。6月から、「絵手紙」のほかに、「写真」「フットケア」「紅茶」「そば打ち」などの各種講座を行っていきます。そのほかには地域課題学習や地区関係団体との連携事業が柱です。

トレッキングの会 赤沢美林へ

５月２４日（月）、里山トレッキングの会で赤沢自然休養林へ行ってきました。
里山トレッキングの会は、昨年度、山歩きやウォーキングを通じ地区内で仲間づくりをはかりたいという要望に基づいて、地区公民館が呼びかけ人となって立ち上げました。
今回は３回目の活動となります。
残念なことに、当日はあいにくの雨。しかし、美林の遊歩道を全員で歩いてきました。雨だと緑がきれいだ、とのこと。心地よい空気を吸って、森林浴ができ、みなさん大変満足そうでした。お疲れさまでした。